ピポトレ理論について

練習で身体の変化が感じられるから、必然的にモチベーションがあがる

動作改善の伴う身体づくり~意味ない反復練習を脱却、身体感覚から発明される動作へ~

スポーツ指導を考えた時、親子スポーツ教室において大事にしていることは大きく以下の2つになります。


一つ目は、筋感覚を始め、自分の内なる感覚と対話し、その声にそって向上し、より深いからだのうちなる声と対話をしていく中で成長していく「からだそだて」です。

からだの自然の声にそって、自己認識の道をひらいていく一歩を親子スポーツ教室からつくっていきます。

そういった中でからだとの会話の中、自分で考え、自分で決めていくことができるようになってきます。

その延長線上にやがて芽が出るスピードには個人差はあるかもしれませんが競技能力や結果というものがでてきます。

そしてさらにその延長線には自分で物事の答えが出せる、新たなものをつくりだせる本当の意味での頭のいい子が育っていきます。

そのように育った子どもは自己の内なる声から、自然の中で運命、宿命を感じ取りながら人生を歩んでいけるような気がします。

このようにスポーツの競技力を上げる中で延長線上に人生を歩む上で大事なものを子どもが自然と時間をかけて身に着けていくことを大事にしています。

 

 

2つ目は、モーションにおける技術指導をはじめ、修正箇所が10ある中で、4つも5も直していくのでも、1つずつ順番に直していくのでもなく、その中で1つ修正することで多くの箇所が解決するところを見極め、そこの1つを徹底的にしていきながら身体の感覚を地道に引き出していくことで10を改善していくことを大事にしています。
一見すると細かい指導ではない中、深く教えていくことで対話性をより深めていきます。選手に対する指導も選手自身が身体感覚の中「しっくりくるかこないかの感覚」から引き出していくものとなっていきます。

これはどんなにスポーツ科学、運動分析が発達しても子どもの感性からくる「しっくり感」というもののほうが非常に優れていると考えているからです。

 

今まで多くのトレーニング及びに練習では子どもや選手がその動作(フォーム、モーション、技術)を習得できる身体感覚、筋感覚をえられてない状態にもかかわらず、それを理解せず技術指導や反復練習によるフォーム指導がおこなわれてきました。

そしてそういった現状が、センスのある、センスのないというような言葉を増やしてきたように感じます。

動作というものは身体を変えなければ、からだの声をきくことができる状態に近づけなければ、改善は難しいのです。そのことを忘れ、ただただ、正しいフォームとされるものを反復的に繰り返すことで動作改善をしようとしてきた現状が多くの子どもや選手を潰してきました。

これがセンスのある子はどんどん伸びてセンスがない子はどんなに努力しても伸びていかなかった今までのメカニズムの一つです。

だからこそ、教えるというよりは中に眠っているものを引き出すイメージの中、一と二を同時並行に長い目を持って取り組むことで内部にある才能を引き出す手法を親子スポーツ教室では取り入れています。